特別展 京都 東京国立博物館 

今日は秋晴れ、上野は家族連れをはじめ大勢の人で賑わっていました。

特別展『洛中洛外図と障壁画の美』が10月8日~12月1日まで開催されています。

織田信長、豊臣秀吉の登場によって戦乱の世が終わり徳川家康が江戸幕府を開いていく時代。

京都 都の姿——洛中洛外図

今から500年前から描かれはじめ室町時代後期から江戸時代を通して数多く制作された。

応仁の乱(1467~1477)によって荒廃した京都の街の復興し、長らく途絶えていた祇園祭が復活した明応九年(1500)頃、洛中洛外図屏風がうまれた。

京都が日本人として憧れの『花のみやこ』としてとらえはじめた時期、現在洛中洛外図屏風は三作品が知られている。

足利将軍邸や細川氏ら京都を支配した幕府の実力者が集まる上京部分と御所を含んだ下京を中心とする画面に四季の自然や行事を織り交ぜ一双の屏風とした。

江戸時代になると洛中洛外図屏風は新たな姿となる。

徳川家康が建てた二条所を中心に洛西地域の景観を描く。

京都御所と洛東つまり豊臣秀吉が築いた方広寺大仏殿や人々が祇園祭りに熱狂する光景。—–館内作品説明より一部抜粋—–

◆ 重要文化財 『洛中洛外図屏風 舟木本』 岩佐又兵衛筆 江戸時代

右隻の右端から、秀吉ゆかりの方広寺大仏殿、五条大橋へと続き、左隻に移って祇園祭の行列や西本願寺、さらに御所や二条城が左端に描かれる。(読売新聞記事抜粋)

◆ 国宝 洛中洛外図屏風 上杉本

狩野永徳が描いた洛中洛外図の最高峰。

第一三代将軍 足利義輝が永徳に描かせ、義輝没後の永禄八年(1565)九月に完成。その後織田信長が入手し上杉謙信へ贈ったと考えられている。

上京隻の下方中央に大きく将軍邸がある。下京隻の左上隅に比叡山があり、左から右へ鴨川が流れ、左方中ほどに御所が大きく慧可が枯れている。

御所と将軍邸を各隻に対比させて描く室町時代に描かれた洛中洛外図の基準的な画面構成である。——館内作品説明より——

この洛中洛外図は織田信長が一五七四年に上杉謙信に贈ったもの。

同じ天下を狙う上杉謙信に対して先に天下に手を掛けた織田信長が、それを誇示するために贈った。

この屏風は緻密に2485人の人物が2.5cmの大きさにこくめいにえがかれている。

↑ 屏風画像ははがきを使用

◆ 二条城の豪華絢爛な障壁画

◆ 竜安寺 方丈の襖絵がアメリカ・メトロポリタン美術館から里帰り

◆ 京都御所 かつての紫宸殿 玉座の背後に描かれていた、現存する最古の賢聖障子絵

会期中には作品の入れ替えはありますので、まだご覧になられていない方はご確認ください。

素晴らしい一日を東京博物館で過ごすことができ、またと見ることができない作品を鑑賞できたことに感謝いたします。

 

 

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