雛人形(おひなさま)は私の宝物--今年も桃の節句には飾ります

雛人形に親の願いを託して祝うひな祭り

雛人形と語り合う

お嬢さまの初節句、心からお祝い申し上げます。

 桃の花がほころぶ春のはじめに、雛人形にたくして、我が子の健やかな成長を願う、ひな祭りの行事は、古く平安朝の昔から行われた日本の伝統的な祭典です。ひな祭りには、いつの世もかわらぬ、父母や祖父母の子や孫への愛がこめられています。

 

 ひな祭り、端午の節句といった季節の祭りは、幼い子供さまの成長にたいへん重要な意味をもっています。子供さんたちは、祭りが大好き、お父さま、お母さまの飾り付けの手先を眺めては、嬉しくて、僕のだね、私のね、とはしゃぐ姿に、強く幸せを感じられる事でしょう。

 

 ご両親さまが季節の変化、立春という声をきくと心も温かく、桃の節句をと、また桜前線が南から昇ってくると端午の節句をと、思っていただける。こうして、子供さん達も季節の移り変わりの中に祭りを覚ってゆきます。

 雛人形を通してご両親さまをはじめ人への愛しみを育て、鎧・兜・鯉のぼり・武者のぼりを通して、たくましさを育てて行かれる事でしょう。


子供さん達の知識ゃ情操を豊にする、ひな祭り・端午の節句などの伝統行事は、子供さん達にできるだけ印象深い祭りにしてあげて下さい。

 

雛人形・雛人形イメージ

 


 

 我が子の遊び愉しむ姿に唯々幸せを感じます。
雛祭りを家族揃って祝い、娘も親の愛を知ってか、率先して雛収めを買って出て、物への大切を知ってくれたことは、一つの成長を見た。


雛祭りをしてあげられることは有難いことと改めて感じました。
来年は庭の梅の花が咲いたらまた、お雛さまを飾ろうと我が子に約束をし、親の私も来年の子供の姿が楽しみです。
おひなさまに「有難うございます。」と心温かな心でお伝えしたいです。

 

母と子の楽しい対話でひな祭りを有意義に

 

ひな祭りは、年に一度の女性のお祭り。

 

雛人形・ひな祭りを楽しむ

母と子のひな祭りを中心とした対話は、小さな子供に大きな影響を与えるものです。

初節句の場合は、まだ何を言ってもわからないでしょうが、お母さんが次のように話しかけながら、飾っていかれたら、お子さまはお祝いの雰囲気を本能的に感じ取ってくれます。

 

「ひなまつりってなぁ~に?」

「女の子のお祭りなのよ。おひなさまは、女の子の病気や怪我を引き受けてくれるのよ。

だから、一年に一度飾って、みんなで遊んであげるのよ。

そしてね、『これからもよろしくねぇ~て。』お願いするのよ。

 おひなさまは昔、天皇様が飾られたのが始まりで、だんだんみんなが飾ってお祝いするようになったのね。

だから、親王さんの男雛おびなは、昔の天皇が天皇が着ていらした衣冠束帯いかんそくたいという服装をしておられるし、女雛めびなは、昔の皇后さまが着ておられた十二単じゅうにひとえを着ておられるわけね。

もちろん、その他の人たちの着物も、全部昔のものよ。

今の洋服とはずいぶん違うでしょう。

いまに大きくなって、日本の歴史を勉強するときに、きっと役にたつわよ。」

 

雛人形・京十番焼桐平台親王飾り No1013C

 

内裏様の衣装は男雛は束帯、女雛は十二単の衣装


【男雛】


 最上の正装の『束帯』で袍ほうの腰の部分を石帯で束ねていることが名前の由来です
冠を被り、後ろには長いきょを引きます

足には襪を履き、帖紙たとうがみを懐に入れ、手には笏を持ち、公卿と殿上人は石帯に魚帯を提げます

 

【女雛】

 

 『唐衣裳からぎぬも』 一般的に『十二単』と言われ、皇后をはじめ貴族の女性の礼装

唐衣からぎぬ表着うわぎ打衣うちぎぬ五ツ衣いつつぎぬ・単衣・長袴・裳の構成になっています

襟、袖口、裾は重ねた衣が見えることから、その色の組み合わせで「襲色目」と言います

手には檜扇を持ちます

 

 

雛人形・桜

 小木人形は永年にわたって、美しく芸術の香高い雛人形を作り、皆さまのご用命を賜ってまいりました

お客様より「わが子の雛人形をとおして一日一日心の成長をしてゆく姿に私は喜びを感じます」と言っていただけるお言葉を感謝に受け止め、これからもお客様の方々よりお喜びいただける品質、品位とも、自信をもって御納得頂ける雛人形をお届けしてまいります

 なにとぞ、ご高覧いただきますようお願い申し上げます

 


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